2011年07月21日

海の底/塩の街/空の中 著者:有川浩

有川浩って誰?状態だったのが、たまたま某TV番組で
『阪急電車』や『フリーター、家を買う』などの作者と
知り・・・とりあえず図書館で本探そうっと思った次第。
そこで、実は以前からちょっとタイトルに注目してた
『図書館戦争』もこの方の作品と知って、じゃあ借りるなら
興味もってたこれからにしたいな~~っと思ったものの
思い通りにはいかないもので(笑)
書架にあったのは『海の底』・・・まぁしかたがない。
これから行こうと、これが有川浩はじめ(笑)
ところが・・・読み始めたら止まらなくなった^^;
以下自衛隊3部作読んだ順のショートレビュー

『海の底』
米軍横須賀基地の港に上陸してきた巨大生物の襲来
その正体は・・・サガミ・レガリスと名付けられた巨大エビ
横須賀基地に停泊中の海上自衛隊潜水艦きりしおに
取り残された民間人の子供13人と実習幹部の夏木と
冬原は、この危機から脱出することができるのか?
建前とか、なかなか動かない上層部に対して、現場の
人間たちのもどかしさと、それでもどうにかしなければ
という根回し。
映画になったら面白いな~っと思わせてくれるような
エンタメ感がありました。
夏木と冬原の性格設定も面白いし(笑)
13人の子供の中で最年長で唯一の女子・望との恋も
いっや~~~わかる、わかる(爆)

『塩の街』
巨大な塩化ナトリウムの結晶が出現し、人々は塩害に
侵され世界は静かに終焉に向かうしかないのか・・・
そんな状況下で元航空自衛隊隊員の秋庭と彼に
助けられてたまたま一緒に暮らすようになった女子高生
の真奈。
そんな二人の前に現れる秋庭の高校時代の同級生の
入江は、塩害を引き起こした原因を解明し、その打開策
の為に秋庭を再び公の場に引きずり出した。
ひっそり暮らす二人が偶然出会った人々とのエピソード
も胸がキュンとなる。
男女のパターンは基本一緒だなぁっと思いつつ、これが
デビュー作と知りました。
でも、このパターンが面白くて読む進捗早いこと(笑)

『空の中』
高度2万mの上空で航空機事故が2件発生・・・
実はその事故原因は空の中に静かに生息していた
巨大な未確認生命体に知らずに衝突してしまったから
だった。
通称”白鯨(ディック)”と名付けられた生命体との交流に
成功したのは、民間の航空エンジニアの春名と事故の
当事者で航空自衛隊のパイロットの光稀と生物学者の
佐久間を含む対策チームだった。
一方、事故の被害者の遺児・瞬は幼馴染の佳江と拾った
謎の生命体フェイクを飼い始める。
また一方、もうひとつの事故の遺児・真帆は事故の原因
ディックの撲滅を企む。
瞬は、そのときはまだフェイクの正体を知らなかった。
事実を知ったとき、少年は暴走し始める・・・
果たして、人類と未確認生命体とは相容れるのか?
『塩の街』でのデビュー直後のはじめての作品という
位置づけになるらしいです。
空だけはなんとなく、ちょっとパターン変えてみました
という当初の感覚でした。
でも、結局は恋愛関係に関しては好きなベースは崩して
いないような感じ。
今回宮じいという高知のおじいちゃんが、すっごくいい味
出してくれていてこのキャラはいろいろな意味で心が
ほっこりします。

そして現在、図書館戦争シリーズ順番に読書中。
(順番バラバラなんだけど^^;;;)


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Posted by にゃんこ at11:33
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