黒猫のうたた寝

  

ロバート・ダウニーJr．がドリトル先生に
むかぁし子どもの頃に読んだ児童文学の
映像化・・・
動物と話ができる人間と、動物たちで冒険の
旅に出て、ミッションを達成するまでの物語です。
原作をいい塩梅にアレンジして、冒険家の妻を
亡くしてヘタレに引きこもっている先生が
女王陛下の危機（というよりも、自分の居場所を
守るため）を回避するために、薬草探しの
旅に出る。
登場する様々な動物たちが、それぞれの特性を
活かして困難の数々を乗り越えるサポートをする
のがクスっと面白い感じです。
字幕で観ていると、あぁ、この声は・・・
なんていう楽しみ方もできます。
吹替も最近亡くなった藤原啓治さんの遺作にあたる
らしいので、そちらで観る方も多いのかも
動物たちそれぞれのキャラもなかなかよい設定
助手になるトミーと、仕事を依頼に来る王女の
レディー・ローズ演じた2人の子役のビジュアルも
要チェックです。
トミー役の少年・・・猫はタッキーの若い頃に似てる
なんて思っちゃったりして（笑）
動物ものは、家族で楽しめるので自粛明けの時期
なかなかいいチョイスだとは思うのですが、座席は
前後左右明けてのソーシャルディスタンス
そーいうのが、ちょいと難点？
うたた寝指数は0
評価は◎よりの〇
  

リュック・ベッソン監督の作品
アクションよりで、スタイリッシュなヒロインは
KGBのスパイという設定
パリに潜伏して、KGBの指示で殺しを請け負う
そこにCIAが絡んできて複雑な関係に・・・
ミラ・ジョボビッチを連想するスーパーモデルの
サッシャ・ルスがほんっとカッコいい
そして脇にちりばめられた芸達者な俳優たちが
引き締めてくれて、いいニヤニヤと緊張感
時間軸を変えて、視点を変えて同じシーンを
楽しませてくれる展開も、そーだったのか！っと
納得することができる。
CIAのキリアン・マーフィーとKGBのルーク・エバンス
の対峙シーンが楽しい♪
それぞれアナに惹かれている敵対するイケメン
翻弄されてるのがいいよね～
そして地味なヘレン・ミレン演じる上司
利害の一致で結末に繋がる。
自粛の後にこういうストレス発散できる作品
観ることができるのはハッピーです。
うたた寝指数は10分←いつものこと
評価は◎  

ハロウィンの夜、女子大生のハーパーは
ストーカーまがいの彼との関係を悩みつつ
誘われて友人3人と気晴らしのパーティーへ
そこで出会った2人の男子学生と総勢6人で
ハロウィンで設営されたお化け屋敷へと
繰り出していく
みつけた町外れの街道沿いに建つ
“究極のお化け屋敷”という名のアトラクションを
みつけそこに足を踏み入れた彼らを待っていたのは
順番に殺される運命！？
ということで、閉ざされた迷路（館）からの脱出劇
殺し屋はクリアしないと無事に戻れない。
ゲーム感覚で観る感じ。ゾンビは出てこないけど
マスクをかけたピエロが理由もなく追い詰めてくる
怪しいけど、信用できる？と思いながら藁をも
掴む思いで、覆されるのは、まぁ定番
か弱いと思ってる女子がゲームクリアで一安心
そこからの・・・というのもパターン化してると
後から思うけど、観てる間は楽しかった（ん？）
作品です。
閉鎖空間・迷路・ピエロが揃ってるし（笑）
ストーカーまがいの彼が、あっけなかったのは
猫的にもうちょっと欲しかったけど（ぉぃ）
うたた寝指数は0
評価は〇  

若草物語の映画も、たくさん作られてきましたよね。
メグ・ジョー・ベス・エイミーそれぞれの青春と人生
彼女たちの体験が時代は違えども女性が過ごしてきた
日々と重なるところがきっとあって、共感をもって
読まれてベストセラーになる。
いろいろな女優さんがジョーを演じてきましたし
原作通りの起承転結で描かれたものもある。
シアーシャ・ローナン演じるジョーの今は、自分の原稿を
編集部に持ち込んでいる時期
NYでの生活とベア先生と出会い、転機になるとき
そこを軸に、この小説が描かれたベースになる部分
そこが挟み込まれていく展開です。
ストーリーは完全把握した上で観る猫にとっては
この展開、面白かったです。
そして、デジタル書籍と印刷刊行物が共存する今
便利になったとはいえ、1冊の書籍が作られるまでの
丁寧なプロセスは、とてつもなく愛おしい・・・
そんなこと感じます。
（この映像は、ほんの数分なんですが＾＾；）
手間をかけなくてもよいことと、手間をかけてほしいこと
時間の経過で醸し出される価値
いい2時間だったなぁ～
うたた寝指数は0
評価は◎

  

自粛前に観た映画・・・映画自粛中独り言も自粛
いえ、さぼってましたね＾＾；；；
ぶっとび系のハーレイ・クイン再び登場のスピンオフ
ジョーカーと関係が終わって独り立ち
スーサイド・スクワットは寝ちゃったんだけど＾＾；
その時に出会ったハーレイ・クインの印象は強烈で
彼女が主役で作品できちゃっても、納得もの
天真爛漫、キュートで狂暴
ステキなヒロインの登場、ほんっとありがと～～♥
ノリのいいサントラも相乗効果
かっこいい女子～ズのアクションとヤラレル悪役に
ユアン・マクレガー配置するのもポイントアップ
もうDVDとか出てるから、おうちでも楽しめちゃう。
うたた寝指数は0
評価は◎
  

浜松出身の豊島圭介監督作品のドキュメンタリー
3月20日公開だったけど、コロナ感染症のリスク回避で
ちょうど映画館に行くのを自粛した頃だったので
もう、劇場では観られないかなぁと思っていました。
5月後半に浜松では映画館が開館して、ZAZAで上映
してくれたので観に行けた作品です。
学生運動が盛んだったかつての時代、この当事者の
学生たちは現在70歳前後。
大学の構内で丁々発止の言葉のやり取りと緊張感
保守と革新の想いや疑念を真摯にぶつけあって
語り合って・・・でも相手の言うことをきちんと受け止めて
台本なんかなくても、ちゃんと進行していく・・・
なんか、声をちゃんと上げること、若者の頃はできたのにね～
と思ったり（何を、想定してるのかは・・・自粛）
三島由紀夫という人物の面白さも再認識
この人が今も生きていたら・・・どんな影響を今の世に
与えたんだろうなぁ～と思いつつ
うたた寝指数は0
評価は◎

  

緊急事態宣言が解除され、映画館も再開
少しずつ劇場鑑賞リハビリしよ～～（？）っと新作の
公開待って、見つけちゃいましたよ＾＾；ゾンビ映画
ジム・ジャームッシュ監督作・・・キャスト豪華～
ビル・マーレイ、ティルダ・スウィントン、スティーブ・ブシェミ
あ、スターウォーズのカイロ・レンだ～♪

静かな田舎町の保安官3人が遭遇したダイナーの殺人事件
殺された死体の肉は噛み千切られ、犯人は野生動物？！
と思っていたら・・・墓場から死体が起き上がり町を占拠する。
おーーーーナイト・オブ・ザ・リビング・デッドの墓場シーン
思い出す♪
そこに葬儀屋のティルダ・スウィントン・・・キルビルの
雰囲気醸しながらの剣さばき♪♪あぁこの無表情と
微妙なファンキー加減にニヤニヤしちゃう。
地軸がゆがんで、世界がおかしくなっている・・・月も
何かを予言するかの不気味な色に染まり時間の感覚も
狂いつつ・・・
世捨て人が田舎町の終焉を見届ける。
あまり深く思わずに観ていたけど、社会風刺してると思うと
後からそう見えてくる。
ゾンビがみんな、生前の何かに執着してるのが象徴的
コロナ感染症の流行で、今まで執着していたモノやコトから
解放された時間を体験したからこそ、なんか感じるとこも
あったりして。
うたた寝指数は0だけど
目をつぶっちゃったのは3回（ん？）←怖かったわけじゃない
評価は〇