黒猫のうたた寝

  

そこはゲームセンターのゲームの世界。
実は、お客様が帰ってしまった閉店時間後
ゲームキャラクターたちは自由に動き始める。
ラルフは悪役キャラの壊し屋で、ヒーローキャラに
憧れている。
だって、悪役は・・・一人ぼっち。
ヒーローのメダルを手に入れば、世界が変わる。
きっとみんなと楽しくやっていける。
そう信じて、やっと手に入れたメダルが無くなった。
落としちゃったのは、自分のゲームではなく別の
ゲームの世界。
そこはスイートなシュガー・ラッシュというレースの
ゲーム。
そこで出会ったヴェネロペという少女は、そのゲーム
の欠陥プログラム・・・だから彼女は嫌われ者だった。
でも、実はシュガーラッシュのゲームの中では、ある
恐るべき秘密が隠されているのだった。

ちょっとトイ・ストーリーのようなイメージもあります。
知らぬは人間ばかりなり（笑）実はゲームのキャラも
ちゃんと生きている。
ちゃんとそれぞれ役割がある。それが崩れたらゲーム
としては成り立たなくなる。
でも、自分の世界ではできないことが、別のゲームの
世界ではできるかもしｆれない。
悪役も世界が変わればヒーローになれるかも？
たぶん、そんな発想から生まれた物語なのかも
しれません。
そして、実はーーーって伏線の貼り方がうまい！
ヴェネロペがめちゃ可愛いし・・・ノーマークでしたが
世間（映画好きなみなさん）の評価が高くて観に行って
みてよかったわ♪
うたた寝指数は0
評価は◎
それにしても、恋愛はやっぱり容姿だけじゃないのね
っとニヤニヤしちゃう一幕もあったりして。
  

シェークスピアをメインに据えての作品は
なかなか面白いものが多いのではという印象です。
以前観た、『恋に落ちたシェークスピア』にしても
その物語の展開の楽しかったこと♪
実は、あの有名な作品たちができたのは、実は
シェークスピアがある女性と恋に落ちたからという
そんな作品でしたが、こんどは、実はシェークスピア
は別にいたのです！っという設定。
しかも、それは実はエリザベス女王と密接な関係が
あったある貴族だったという物語。
基本、登場人物が美形だっていうのも好みに合うし。
オックスフォード伯エドワードが、実はシェークスピア
だったという、そして彼が書いた作品が時代を変える
力を持つ。
そんなパワーを恐れたのは、当時の国の宰相セシル
その上、エドワードには、セシルが知っていて彼自身は
知らない秘密があった。
なんかね、観ていてドキドキわくわくしちゃいますよ。
それでも、過去に行ったり戻ったりでちょっと誰がどれ？
って多少の翻弄加減はあるんですけど＾＾；
まずは、あの少年とこの青年と・・・リス・エヴァンス演じる
エドワードが同じ人物と把握するのは、ちょっと後（笑）
まぁ、そのまま流れるままに観ててもそんなに問題には
ならなかったから考えながら観てなくてもいいのかも
しれません（ぉぃ）
久々のうたた寝指数0
評価は◎（こういうの好きなのよね）
  

デンゼル・ワシントン主演・・・
果たしてこの奇跡の生還を成し遂げた機長は
善か悪か？
航空機の墜落事故、でも死亡者はスタッフを含め
6人・・・ほとんどの乗客が無事生還できた。
最初はヒーロー視された機長・・・でも実はアル中で
麻薬まで打っていたことがわかってくる。
そんなことが明るみに出れば・・・会社としてもその
事実は無視できない。
ヒーローか、身の破滅か？
冒頭のダーティーぶりから、航空機の無事生還まで
はノリのいい音楽とテンポのよさで、ドキドキワクワク
観られますが、その後はしばらく実際の証言台に立つ
までが、ちょっと長かったなぁという印象はあります。
最後の最後まで、この男、どうするんだ？！っという
持っていきかたはいいのですが、このときも結構
眠かったんだなぁ＾＾；
ラスト・・・彼と向き合う息子の一言が、やっぱり人間
として彼が選んだ選択は間違ってはいなかったという
ハッピーエンド。
うたた寝指数は20分くらい
評価は〇  

浜田くん主演、監督は中村義洋という組合せ
相当相性がいいのでしょうね。
とはいえ、今回原作が伊坂幸太郎じゃないの
ですが。
“僕は一生、団地の中だけで生きていく。”
12歳の春、渡会悟の一大決心に周囲は戸惑う
でも母は、それを認め、彼を見守ってきた。
果たして、悟は本当にずーーっと団地の中だけ
の世界で一生を送るのだろうか？
そして、彼がそう決心した理由は？

小学校6年生の浜田くん＾＾；
そして大人になっていく浜田くん・・・一人で30歳
近くまで演じちゃうんだ・・・彼ならではと妙な説得力
がありました（笑）
団地の中だけで生きていくという、体を鍛える、夜
団地の中をチェックする。
なぜ、彼はそうして生きていくことにしたのかが
中盤ではっきりしてきます。
みなさん、さようなら。そして元気に明日も教室で
会いましょうね・・・
小学校の時の下校時の挨拶。
その当たり前の日常が、非日常になる瞬間がくる
なんてこと、誰も思ってもみなかった。
だから二度とそんなことが起こらないように・・・
最初は滑稽としか見えなかった悟の凄さを認識
う後半。
浜田くんカッコいいです（笑）
団地の中だけっていうのが、ちょっとトゥルーマンショー
連想しちゃいました。
うたた寝指数は15分。
まだまだお疲れモードな猫。
そして田中圭の悪ぶり・・・いい人っぽい容姿で実は
悪い人っていう不気味さがいいわ（笑）
評価は〇  

ジュディ・ディンチとビル・ナイが出ているという
情報のみで観に行きましたが・・・
マギー・スミスも登場しちゃっていることに顔が
緩みました。
うん、そこそこ間違いないだろうって（笑）

舞台はインド・・・イギリスからインドにやってきた
それぞれの想い。
年齢的には、セカンドライフを迎えた世代。
イヴリンは夫を亡くしたばかりの未亡人
ダグラスとジーン夫婦は、イギリスでの家の購入を
諦めて・・・
ミュリエルはイギリスでは半年待ちになってしまう
手術を受けに。
ノーマンはロマンスを求めて、マッジはお金持ちの
夫を探しに・・・
そして昔の知人を探しに来たダグラス・・・
7人の男女が滞在することになったマリーゴールド
ホテル。
そしてホテルの経営に奔走する若者ソニー
人生の岐路に立つそれぞれが、ここで自分をみつめ
直して、居場所をみつける。

音楽、インドの喧騒とパワー、素敵な笑顔・・・素直に
なれるまでのゆったりした時間。
そういえば、イギリスとインドの映画って実は結構
好きなんだわ。
うたた寝指数は15分。
でも、とっても充実した時間でした。
ジュディ・ディンチの笑顔と真剣なビル・ナイのバイク
を運転する姿の対比で最後にクスっと笑ってちょっと
ほっこり。




  

どうせ観るなら字幕かなぁっと思って2Dしか
なかったので、そっちで鑑賞したオズ。
現実世界のオズは、自分自身の今にちょっと
情けなさを感じつつ、幼馴染で好意を持っていた
女性に結婚話が持ち上がったときに、自分の心
を偽って・・・そして竜巻に巻き込まれて異世界に
たどり着く。
そこは魔女がいる世界・・・
そして西の魔女と南の魔女グリンダとオズの関係
が、実はそういうことだったわけねっと納得し
オズがオズの魔法使いになった経緯を描いて
いくという『オズの魔法使い』の前日譚。
グリンダが彼の好意を寄せていた女性とうり二つ
だということで、たどり着いた異世界はオズの
インナーワールドで彼の理想を叶えることができる
パラレルワールドだった気がします。
でもね、努力はしないと、自分が変わらないと
世界は動き出さないものなのよね（笑）
ジェームズ・フランコがキュートにオズを演じて
います。
衣装やカラーも楽しい作品。
そしてサム・ライミだからなのか、竜巻に巻き込まれ
たシーンで微妙にスプラッター風味を期待しちゃって
我ながら苦笑い（爆）
うたた寝指数は15分
そして、この後2本鑑賞＾＾；しかも全部うたた寝してる
という顛末に、傍から見たら何やってるの？って
思われるかもしれませんが・・・いえいえ満足指数は
高い今日の3本だったのは確かなのですよ（笑）  

予告で、そっか横道世之介はもうこの世に
いないんだなぁって思ったら、やっぱりそう
でした。
でも、彼と過ごした、なんてことのない学生
時代が意味がなかったわけじゃなく、彼と
出違ったそれぞれの友たちは、ふと思い出
した彼の存在を、今の時代に意識して・・・
彼がその時、そこに生きていたんだなっと
・・・いなくなってしまったけど、彼が居たという
事実はなくならないんだなって。
ほんとになんでもない・・・誰もが当たり前に
過ごすであろう学生時代。
ちょっとこそばゆい感覚もあって、懐かしくも
ありタイムスリップしたような気になります。
うたた寝指数は15分
今は何も見つかっていないように思うけど
実は、ちゃんと自分の道はやっぱりそれぞれ
みつけてるのかもしれないなぁ～
ちょっと戻りたいかもな学生時代。
試験と論文さえなかったらね（爆）
  

そういえば、これは1月に観た作品。
中国の時代物でジェット・リーが登場
華麗なアクションと役人と義賊と蛮族に
砂に埋もれた宮殿と秘宝
そして秘められた想い・・・
面白くないわけがない（笑）
キャラもそれぞれ立っていてわかりやすい
のも観ててらくちん（笑）
敵役が美形っていうのも実はポイント。
うたた寝指数は0
評価は◎
ヒロインのジョウ・シュンがちょっと永作博美
似だと思いました。（笑）
  

ウェス・アンダーソンのゆるさは寝るけど嫌いじゃ
ありません（爆）
小さな島で、ボーイスカウトの少年とその島の
少女が駆け落ち？！
二人がたどり着いたのはその島の小さな入り江
ムーンライズ・キングダム。

小さな箱庭の中でいろいろな出来事が展開して
いく感覚で、かわいい♪
そして、エドワード・ノートンやブルース・ウィリス
が、ちょっと情けない系のゆるい役なのが楽しい。
大人の世界は、いろいろあるけど、子供には
そんなこと関係ないお話。
まぁ、そんな子供に振り回されていくうちに
大人もちょっとだけ・・・いい方向に変化して
思わず顔が緩みます。
サントラもいい感じにはまります。
キュートでシュールで、子供目線が妙に
大人で、大人が滑稽なのがはまるとこ（笑）
うたた寝指数は20分だけど、これは好きな
作品です。
（っていうか、最近寝てばかし＾＾；；；）