黒猫のうたた寝

  

スウェーデンの奥地のコミュニティ出身の
大学の友人に誘われての90年の一度という
お祭りを観に行くことになったダニー
突然の交通事故で家族を亡くし、彼との関係も
少しボタンが掛け違い気味になっていた彼女は
この旅行で関係を修復したかったけれど・・・

白夜の中での独特な風習を持った村で過ごす中
いつのまにか祭りの女王に祭り上げられるダニー
そして毎日いなくなる友人たち・・・
だんだん感覚がマヒして、村の住人の当たり前を
受け入れ始めたら・・・どうなるか予測できるわ＾＾；
キングの小説で、『トウモロコシ畑の子供たち』
とか、映画の『ウィッカーマン』とか連想しつつ
そこにいる人々は善良で信心深くその風習が
当たり前で、生贄をささげることで、またおだやかな
生活が続くこと、命をささげることは自然な行動
なんていう多数に少数（旅人）はあらがえない。
笑顔で、真顔で、明るい太陽の下・・・
不気味さが増すなぁ～
そして、淡々と長い時間をかけて日常と異常が
融合して、違和感あるのにもかかわらず
日常的普通なこととして押し切っちゃう強引さ
変に癖になってしまってなんというパワー
うたた寝指数は15分
評価は◎よりの〇
賛否両論ありつつも麻薬のように惹かれる人も
いる作品です。
※鑑賞したのは3月です。映画館に行くのは自粛モード
入ってます。