黒猫のうたた寝

愛する人が、皮肉なことに一番敬愛する義父と政略結婚

こんなことが、もし起こったら、男性諸氏、いかがですか？



昔々の物語･･･現代だったら、強引に駆け落ちで

若い二人はめでたしめでたしってことになる可能性も大ですが

『トリスタンとイゾルデ』の場合は･･･



ローマ帝国の崩壊後、イギリスは少数民族に別れ

そのバラバラなところをうまく攻めてくるアイルランド

青年はイギリスのコンウォール地方を治めるマーク王の養子トリスタン

幼い頃両親をアイルランド軍に殺され、彼を助けたマーク王は右手を失う。

勇敢な騎士に成長した彼は、アイルランド軍との戦いで瀕死の重傷を負い

マーク王の甥の手で王家の葬船で海に流される。

船が流れ着いたのはアイルランド･･･

瀕死のトリスタンは、彼を見つけた一人の女性に命を救われる。

身分をいつわり、彼を助けたのはアイルランド王の娘イゾルデ

若い二人が惹かれあうのは、自然の成り行き･･･

でも、別れが訪れる。。。

再び彼女の前に彼が現れたのは･･･彼女の結婚をかけた御前試合

彼の勝利に喜ぶ彼女に待っていた残酷な知らせは･･･

結婚相手は彼の義父であるという事実。

国同士の平和の為、政略結婚を受け入れるイゾルデ

美しい妻を迎え、無邪気に喜ぶマーク王は、まだ何も知らない。



三人のそれぞれの愛し方が、切ない。。。

若さゆえの激情で、愛し合う二人は、どうなってもいいと思いながら

無償の愛を与えてくれる一人の男を完全に裏切れない。

若く美しい妻、誇れる義理の息子･･･裏切りがわかっても

結局男はふたりに暖かい愛情を注ぐ。

そんな義父の気持ちにトリスタンは心を決める。

そして･･･運命の女神は意地悪かもしれない。。。

ロミオとジュリエットの原典になったという物語･･･

二人の若者を想う、マーク王にかなり感情移入してました。

結構小憎らしい役もしているルーファス・シーウェルですけど（笑）

あ、どっちかと言えば、ロン毛のほうが好きだなぁ＾＾；；；

後半･･･刈り込んでしまったヘアスタイル、、、ちょっと微妙かも

恋に身を焦がすトリスタン役のジェームズ・フランコは、眉間に悩み皺を

刻み付けっぱなしで･･･

大丈夫？って思いつつ、そういえば、なんとなぁくアーサー王伝説で

認識してたトリスタンも猫の中では眉間に皺ってイメージだったの＾＾；；；

思い出しました（笑）



結構この時代もの好きなので、うたた寝指数は０！

わーい　更新だぁ♪（ぉ