黒猫のうたた寝

中国の宮廷もので、最初から物量作戦のような
展開に目を見張ってしまったのが
『王妃の紋章』です。
絢爛豪華は当たり前・・・しかも、この宮廷で
国王一家に仕える人の・・・多さに目が点＾＾；；；；
あーーーベルサイユの宮廷がかすんでいくわ、、、

政略結婚で王族の娘を妻に迎えた王
ただ権力のためだけの結婚が覚めるのは早く
王妃は継子である皇太子と密かに関係を持っていた。
そんな関係を既に知る王は、王妃はすでに用済みと
持病の薬に毒を混ぜ、彼女が死に至るのを
医師と画策するのだった。
王の企みに気づき、毒を盛られているのも承知。
そんな彼女は重陽の節句の宴で、すべてを覆す
ことを企てる。
母の企てと父の残酷さを知った2番目の王子は
彼女に協力することを決意する。
末の3番目の王子は、母と皇太子の不義に気づき
それを見過ごしている父にも不信感を抱く。
そして重陽の節句を迎えたその日・・・
皮肉な運命がすべての人にふりかかる。

このドロドロさ加減＾＾；；；すごいなぁ～
そして殺戮の後の、血にまみれた宮廷の庭が
あっという間に元に戻されていく様子は
もう、あっけにとられてしまいます。
人間関係の泥沼に関しては、わかりやすいので
予測がつけやすいのですが
一番果てしなく残酷なチョウ・ユンファ演じる王
結果的に、すべての家族を死に至らしめる
すべてなかったことになるって・・・
あぁ、そんなもんなんだなぁ～と思ったり。
敵味方入り乱れても、しっかり色分けされているのが
実は一番よかったりします(笑)
だって、みんな黒っぽいと＾＾；寝ちゃうんだもん。
金と黒と赤とで、きっちり別れてて
どっちが優勢かすぐわかるのは疲れなくて
よい傾向です。
これは、ほんっと劇場で鑑賞するのが正解な
そんな作品でした。
東劇でマッサージチェア堪能してからの鑑賞だったので
うたた寝指数は０です。

それにしても・・・マッサージチェアがある映画館なんて
あるもんなんだ～～いいところだわ♪