2016年06月01日

サウルの息子☆独り言

第2次世界大戦のアウシュビッツ収容所での
物語。
カメラ越しに見える映像の焦点がぼやけている
ところから始まり、焦点が合った時・・・はじめて
その見せ方がサウルという男が見ているもの
ということなんだと理解します。
同じユダヤ人をガス室に誘導し、最終的に死体
処理を担う特殊部隊“ゾンダーコマンド”
ただし、彼らも一定期間で処分されるという・・・
胸が痛くなります。。。
そしてサウルが目撃したガスで死に損なった
少年の姿。
そして生き残ったのに無残にも窒息させた上
死ななかった謎を知るための解剖指示。
彼は自分の息子だと主張し、きちんと埋葬する
ことをやりとげようと行動しはじめる。
でも、この状況でそれをやり遂げることができる
ものなのか?

2日間のできごとをサウルという男の目線で
ドキドキと痛い想いを感じながら見続けて
しまう。
そして同じ人間なのに、こんな過酷なことを強いて
精神的に追い詰めて・・・
人間の残酷な面をこれでもかと見せていく中で
ラストのサウルのほっとしたようなうっすらと
浮かべた笑顔が、なお痛々しい。。。
繰り返しちゃいけない歴史を感じます。
うたた寝指数は0
評価は◎


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Posted by にゃんこ at02:08
この記事へのコメント
この映画のレビューやっと書いてました。
たった2日間の話なのにすごく胸が苦しくなりました。
戦争ってって・・・知らなくてはいけない現実だと思うけどいたたまれなくなりました。
Posted by Nakaji at 2016年06月08日 12:05
Nakajiさん
戦争したいと思ってやっているのは国のトップだけって思ったりもします。
本当にしていいの?国民のそれぞれの意見を
代表の多数決で決めちゃっていいのかなぁ~っと・・・
同じ人間がやっていることが、あまりにも酷なことで辛くなりますね。。。
Posted by にゃんこにゃんこ at 2016年06月09日 18:34
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なのに、映画語っちゃうとんでもない猫です。
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