黒猫のうたた寝

『ＧＯＴＨ』と一緒に借りてきた『失はれる物語』読み終わりました

友人、曰く　せつない系作家・・・という意味がなんかよくわかったような

短編集でした。。。



・Calling You

　　想像の産物だった頭の中の携帯電話のベルが鳴り・・・彼女は彼と出会った

　　彼も想像の産物かとも思っていたのだけれど、実際はほんのわずかなタイムラグのある

　　同じ世界で生きていた

　　（イルマーレに近い物語）

・失はれる物語

　　事故でほぼ植物状態になった私・・・唯一動く1本の指が、妻と私を繋いでいたのだが

　　（似た映画を探すなら・・・なんだろう？海を飛ぶ夢かな？）

・傷

　　特殊学級に通う少年・・・別に障害を持っているわけではなかったけれど、そこで出会った

　　ある少年・・・同じような親に捨てられた境遇の彼には不思議な力が備わっていた

・手を握る泥棒の物語

　　ちょっと舞台劇にできそうな・・・コメディチックな物語（笑）これだけ少し毛色が違うかも

・しあわせは子猫のかたち

　　大学生になった彼が住んだ家には、1匹の白い子猫が住んでいました・・・

　　そして、その家には他にも見えない同居人が・・・

　　それは、その家の前の住人で、既に亡くなっている・・・雪村という女性

　　不思議な同居がはじまって・・・

・マリアの指

　　姉の友達のマリアが電車に飛び込んで自殺した

　　そしてなぜか、彼女の指が・・・僕のところに

　　彼女は果たして・・・自殺だったのだろうか？





好きだったのは、Calling　You　と　傷　と　しあわせは子猫のかたち

久しぶりに読書しながら　ポロポロ泪がこぼれちゃいました＾＾；

電車とかで読んでなくってよかったわ（爆）

心の琴線に響いた、せつなさ



『ＧＯＴＨ』も、おもしろかったけど、こーいうのも好きだな〜

ま、読みやすいっていうのも、感情移入できちゃう理由になるのがよくわかりました

漫画読む感覚で読めてしまいましたから（笑）



というか、最近やっぱり　むずかしいのは＾＾；苦手かなぁ〜

（そして、進まない・・・京極堂ーー；）