2010年07月31日

プリンセス・トヨトミ 著者:万城目学 文藝春秋刊

万城目学(まきめまなぶ)と出会ったのは『鴨川ホルモー』
がきっかけです。
TVドラマの『鹿男あおによし』の原作者とは、当時はまだ
知らなかったのですが、現代の世の中で、実は誰もが
気づいていないけど、神様のお使いや、式神がいてなんて
その”実はね・・・”っていうのが実に面白いのです。
そしてこの『プリンセス・トヨトミ』
大阪府には実は大阪国という国があり、豊臣家の末裔の
成長を密かに長年見守り続けているなんて設定、凄くない
ですか?
しかも、誰もが知っていて、知らない・・・末裔の大事のとき
には大阪国の国民は一斉に立ち上がり事を納める。
そして、大阪国の国民は、男子だけ。
資格は18歳以上であること、父親が死を迎えることが判った
時点で息子に真実を伝承する。
男たちが密かに末裔を守っていることは女たちには知らされ
ていない。
大阪国の話は、生活の中でけして語ってはいけない。
でも、何かあれば、ちゃんとわかる合図がある。
それによって大阪国の国民は蜂起するのだ。
極々一部の特殊な身分の人たちのお話じゃなく、大阪に
住んでいる男子であれば、大阪国の国民なのだーーって
でも、これって大阪だからこそ説得力がある設定なんだね。
2011年映画化されるそうです。やっぱりね~~~(笑)
大阪国の秘密を探る会計検査院の松平に堤真一。
部下の鳥居(原作は男性)に綾瀬はるか・・・ぼけ加減は
合っている感じ。
もう一人の部下旭・ゲンズブール(原作は女性)に岡田将生
え?でも旭・・・男性設定にしちゃったら、ラストはどうなる
のでしょうね?
その変化球がどうなるのか、映画も楽しみです♪


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Posted by にゃんこ at00:44
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