グラン・トリノ☆独り言

にゃんこ

2009年05月14日 01:31

無意識でしたが、ラブラドール・レトリバーで
繋がってしまったのは『マーリー』とこの作品、、、
イーストウッド主演監督『グラン・トリノ』です。
こちらは犬が主役というわけではありませんが
主人公ウォルトの飼い犬デイジーとして同じ犬種の
登場で・・・こちらは脇役に徹しているとはいえ
ちゃんと、いい味を出しているのですもの。

いい意味でも悪い意味でも頑固親父のウォルト
長年連れ添った妻が亡くなり、愛犬デイジーと
暮らすかつての新興住宅街は、すっかりアジア系
移民の街に姿を変えていた。
あまりの頑固さゆえに、息子も孫も寄り付かない。
昔堅気で、朝鮮戦争の帰還兵がゆえの差別意識も
甚だしい・・・そんなウォルトが日々暮らす中で
心が繋がったのは、隣で暮らすアジア系移民の
姉弟だった。

猫の父は現在一人暮らししている元気な頑固親父です。
一度は、弟夫婦と同居もしてましたけど、まぁ
いろいろあって、一人のほうが気楽だと結局別居という
ことになりました^^;
母が亡くなるまで、彼女が病気だったこともあり
家事いっさいできちゃったので、一人暮らししていても
ウォルトと同じでなんの困ることもないわけです。
ただ、やっぱり病気になったりすると、とくに用事が
あるわけじゃないけど、電話してきたりするんですよね。
で、そのときは、自分が調子が悪いとは言わないの。
そんなシーンに父を思い出したりしちゃって、涙腺が
緩み始めた猫がおりました。
本当の子供じゃないけど、ウォルトが思いを託した
隣の姉弟・・・
自分の頑なだった殻を割ってくれた隣人の姉弟の愛情
に対して、命の限りを知ったウォルトの彼らを守る術と
して体を張って選んだ道・・・
頑固親父の不器用な愛情の表現に・・・伏線で見当はつくが
ゆえ、よけいに胸にずんっと響きました。。。

デイジーはそんな頑固親父をずっと見つめ、思いやり、
傍に居続け結局見送るしかなかったのですが
その表情が、折々、いいアクセントになっています。
最後にその頑固親父のグラン・トリノの助手席で
風を感じるデイジー・・・いいラストシーンだなぁ~っと

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