僕と妻の1778の物語☆独り言

にゃんこ

2011年01月27日 23:37

眉村卓のSF小説は学生時代に光瀬龍と並んで
読んでいたものでした。
たまたま、ある作家が余命わずかな妻の為に毎日
短編小説を書き続けたというエピソードをTVで観て
その作家が眉村卓であったことに驚いたのは
ほんとに最近のお話で、この映画の予告を観た時に
似たようなエピソードだなぁっと思ったら、まさに
眉村卓とその妻の実話をもとに製作されたということ
知ったわけで・・・
なんというか、タイムリーなのは作為的だったのかも
しれませんが(笑)

余命1年を宣告された妻・・・彼女に少しでも長く生きて
いて欲しい・・・
そんな夫が彼女に対してできることは、彼の小説の最初
のファンでもある彼女の為に、彼女を楽しませる物語を
書き続けることだった・・・
それは、永遠に続いてほしかったけれど、サヨナラの時は
いつかは訪れるもので。

哀しいトーンというよりも、あたたかなほわっとした感じの
作品になっています。
何よりも彼女を楽しませる為、彼女の笑顔を引き出す為に
書き続けられた作品たちは、ユーモラスで機知にとんだ
素敵なショートストーリーなのです。
そしてその物語の主役は主人公の朔太郎であり妻の節子
であったりするわけで、イマジネーションは広がっていきます。
身近なちょっとしたものから連想される世界の楽しいこと。
節子じゃなくてもクスっと笑って楽しんでしまえます。
二人の支えになったショートストーリー。
でも、物語はいつかは最終回を迎えるもの・・・
逝ってしまった妻の言葉を思い出したかのように髭を剃る夫
いつかまた逢えたときに、彼はもっとたくさんの書き溜めた
物語を、彼女に話して笑顔を引き出すんだろうな~っと
サヨナラなんだけど、なぜか青い空を見上げて幸せを感じる
そんな感覚が残ります。

とはいえ、現在貧血で体力低下状況MAXだったの
節子の状況観ながら、改めて感じ入る今日の観賞^^;
うたた寝指数は30分ほわほわ~~っとどこかに飛んでます。
あ、でも火星人の集金人と留守番電話はしっかり起きてます。
(狙ってたわけじゃないと思うけど(笑)
しばらく、体力戻るまで劇場鑑賞やめといたほうがいいかなぁ。
ほとんど寝てたなんてこと・・・ありそうなんで(爆)

関連記事