白夜行☆独り言

にゃんこ

2011年01月21日 00:40

映画化されると聞いて、実はその前に原作は読了。
最近WOWOWでは『幻夜』がドラマ化されて放送
されていました。
こっちもドラマの開始の前に読了。
なんか東野圭吾づいてる今日この頃ですが(笑)
でも映画化で一番楽しみだったのは、深川栄洋監督が
メガホンをとるということで・・・
実は、この監督の映像の作り方好きなんですよね。
期待感募りつつ、クールダウンさせながらの試写会での
鑑賞です。

山田孝之と綾瀬はるかでドラマ化もされているので
ストーリーご存知の方も多いのでしょうね。
19年前の殺人事件・・・容疑者とされた被害者の自殺で
幕を閉じたはずだった。
でも、それは・・・少年と少女の運命を変えてしまった。
彼女は少年にとって太陽で・・・そして少年は月のように
彼女をひっそりと見守り続ける。
あの時、彼の心は死んでしまい、彼女の為に彼は幽霊に
なった。
大好きな彼女が、もう一人でも大丈夫になったとき、彼は
彼女の為に身を引いた。
真実を知っているのは、彼と彼女と・・・そして定年を迎えた
あの時の担当の刑事は、19年かけて哀しい真実に気づく。

『半分の月がのぼる空』でも思ったんだけど、言葉を聞いて
いる相手を映しているのに、台詞をしゃべっているのに画面
に映っていない当人の表情が感じられるような撮り方が
頻繁に出てきます。
言葉を発している当人の表情は見えないのに、話を聞いて
いる相手の表情で想像が広がるんですよね。
それが絶妙にうまいし、猫的にははまるんだなぁ~
19年前から今に至るまでを、淡々と描き続けている感は
ありますが、面白くない訳ではありません。
まぁ、船越さん演じる刑事の外見(ヘアスタイル)の変化は
いいアクセントになってるかも(え?)
雪穂の成功の象徴を見降ろして哀しい微笑みを浮かべる
亮司に向き合う笹垣元刑事。
クライマックスの描き方で涙腺決壊です。
ここに至るまでは、まったくそんな気配なかったのに
うまーく映像化したなぁ~~っと観終わって思いました。
時代の描き方と、子どもたちの映し方は相変わらずうまいです。
でもごめんね、うたた寝指数10分。
面白いんだけど2時間越えは自動調整はいっちゃうのよね(爆)


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