月☆独り言

にゃんこ

2024年01月02日 19:26

実際に起きた障がい者殺傷事件をモチーフにした辺見庸の
同名小説を映画化した作品
介護士が、その施設の障がい者を殺害していく事件は
記憶に新しい、ショッキングな出来事でした
そこに至るまでの経緯を、同僚である元小説家の女性と
小説家を目指す若い女性からの2人の介護施設で働くことで
感じてきたことを交え淡々と描かれています

これ以上苦しむことはないから、誰も気づいているのに
気づかぬふりをしているから、ボクがみんなを解放してあげます
さとくんの行動は、純粋な青年が出した純粋な結論だったのかも
しれません
でも一方で、障がい者の方はどんな思いでいるのか・・・
本当のところはわかりません
ただ、さとくんが行動を起こす前に何かできることは
あったのではないかとも思います
選択の意思は誰にでも平等にあるはず
そんな意思の疎通が叶う未来が来ますように

そんなことを感じた鑑賞後
うたた寝指数は0
評価は◎に近い◯

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