フューリー☆独り言

にゃんこ

2015年01月01日 01:42

2014年駆け込み鑑賞でブラピの戦争映画です。
戦争映画って、どちらかといえば以前はあまり選択しない
ジャンルなのですが、『プライベート・ライアン』を観て以来
敢えて観るようになった感があります。

第2次大戦時のナチスとの戦いの中、ある戦車の乗組員
チームの1日を描いた作品です。
ある意味地味で、そして若い兵士が戦争という異常な状況
に呑みこまれ、生き残る為の術を身につけるに至るまで。
命じられれば、ミッションとして遂行しきらなければならない
歯車になることを拒否できなくなる状況。
ブラピが演じる軍曹の信念は、必ずチームを連れ帰ること。
だからこそ叩き込む兵士としての姿勢。
みんなが同じ方向を向いていないと生き残ることはできない
という組織の厳しさと、感情的には理不尽ながら確かな
生に執着するための方法論。
精神的にやりきれない想いを封じ込める、生き残る為の
選択肢って、それしかないの?っとささくれます。
生き残れば・・・英雄になっていた彼ら。
平和になった時に、何事もなかったなんてありえない。
そういう意味では、受け取るメッセージが痛い作品。
微妙に突っ込めるところはいくつかありますが。
気持ち的には痛いけど、戦車の戦闘シーンはとても興味深く
新鮮だったことも確か。
うたた寝指数は15分
評価は◎

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