ノーカントリー☆独り言

にゃんこ

2008年03月22日 11:13

この静寂な映像の中、ハビエル・バルデムが強烈です^^;;;
『ノーカントリー』観てきました。
エンドロールではじめて音楽が流れるという作品でしたが
観ている最中、全然無意識でした(笑)
そういえば、風の音と、息遣いと、日常的な音しかなかったなぁ。

ひょんなことから大金を手に入れたルウェリン・モス(ジョシュ・ブローリン)
まさか殺し屋に狙われることになるとは・・・
しかも、こいつがとんでもない不気味な男で一度狙ったら
とことん追い詰めて無表情にばっさりーー;
モスが危険にさらされてることを知った保安官ベルは、
モスと殺し屋シガーの足跡をたどり、やっとモスを
みつけたが・・・既に彼は死体となっていた、、、

変なおかっぱ頭になってハビエル・バルデムが熱演して
オスカー取ったコーエン兄弟の作品です。
冒頭から、殺しまくっていくシガーの楽しそうな無表情が
ほんっと強烈で、こんなキャラとの鬼ごっこは
御免こうむりたいものです。
ことの始まりは、モスの行動・・・
一度は見捨てた男が気になってまた現場に戻ったことで
殺し屋に狙われることになる・・・あぁなんか皮肉っていうか
人間として、困っている人に助けを求められたら
見捨てておけない普通の人なんだよね。
そんな人が、結構いっぱい登場して、あっさり殺されていく
パターンが多かったような。
ある意味昨今の社会を象徴しているようなシガーの存在
じわりじわりと浸食されて、年寄りが振り返ってみると
こんな世間に誰がしたんだ、、、って思うのでしょうね。
それでもシガーにシャツを渡した少年のような存在も
ちゃんといるんだってことが、微妙な救いなのかな。
とはいえ、^^;何もしなかったもう一人の少年が
分け前ねだってたのが・・・またまた皮肉な現実なんだけど(笑)

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