母べえ☆独り言

にゃんこ

2008年02月13日 00:16

『歓喜の歌』で北京飯店のおかーさんに
ほろっとさせられた後に続いての勢い鑑賞は
吉永小百合さん主演の『母べえ』でした。
昭和15年から20年にかけての
日本のある一家のお母さんの物語を
娘が回想して語る・・・そんな手法でストーリーが
進んでいきます。

野上さんちは、家族みんなで父は”とうべえ”
母は”かあべえ”姉の初子は”はつべえ”と
そんな独特な呼び方をしている。
ちょっと個性的な発想は、学者で物書きの
父親ゆえだったのかな。
そんな父親が突然特高に捕まり拘置所に入れられ
残された母べえと娘二人は、父べえの教え子山崎や
父べえの妹の久子おばさんに支えられながら
父べえの出所を待ち続けたが・・・

吉永小百合という女優は凄いと思いました。
小学生の子供の母親という設定、年齢的にどうなんだろう?
って思っていたのは確か。
でも時代背景と色のトーンで違和感感じられないって(笑)
逆に、今その年齢にある女優さんじゃ・・・この味は出せない
んじゃないかなぁ~って
友人とも話したりしてね。
もともとの人柄のよさもあったんでしょうね。
ちょっと天然のはいったボケやおっとりした性格
でも、芯はしっかりしている・・・そんな愛されキャラの
母べえ。
年を経て、命の灯が消えかけている最後の
病床での言葉・・・本人の声だったわけじゃ
ありませんけど・・・やっぱりかわいい性格の女性だったんだなぁ
と思います。
年代的にいえば、自分のおばあちゃん以上の世代の
女性たちなんですよね。
一生懸命生き抜いてきた母たちにほんっと敬意を表します。
とはいえ、野上さんちの、あの姉妹・・・数十年後の姿が
まぁ、戸田恵子と倍賞千恵子っていうのは^^;;;
頭ひねりましたけどね(爆)

うたた寝指数は0
やっぱり真っ白な割烹着と、あの優しい手の日本の母は
自分にはなれないからこその(笑)憧れ感じました。


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