麦の穂をゆらす風☆独り言

にゃんこ

2007年04月01日 16:49

日本って、やっぱり平和なんだなぁと感じずにはいられない。
昨日までは、隣人でもあり、家族でもあったのに
愛国心は同じなのに、平和な暮らしを願う気持ちは変わらないのに

『麦の穂をゆらす風』という作品が公開されてました。
ほんの3日間のレイトショー
金曜日に鑑賞しましたが、満席にはなっていませんが
やっぱり関心がある作品だったんだなぁと思います。

1920年アイルランド。イギリス支配からの独立を求めて
戦いに身を投じた青年がいた。
兄テディはIRAの中でも重要なメンバーの一人で、彼は
その弟ダミアン
本当は戦かうよりも、人を助ける医療を志していたのだが
イギリス軍の非道な暴力を目の当たりにした彼は
愛する者達が平和に暮らせるようになるまではと
IRAのメンバーになることを決意する。
やがて、自治領としての独立が成立し、イギリスとの戦いは
終息するが、今度は内戦が始まる。
IRAは、自治領ではなく、アイルランド共和国の完全成立を求め
同じ民族同士が、戦い続けることになる。
IRAのメンバーのまま戦い続ける兄とダミアンは対立することに・・・


同じ民族同士で戦っている国は、世界のあちこちにあります。
朝鮮半島しかり、アフリカのルワンダとか
でも、猫は、ニュースや映画の中でしかそれを意識したことは
ありません。
でも、ニュースで観るよりも、映画というメディアで感じたものは
心に強く残ります。
暴力には暴力で・・・そして殺され、殺して連鎖は終わることなく
戦い続ける男達と、守り続ける女達・・・
愛するものや、友として認識しているものの命を
奪わざるをえない状況
自ら手を下すことを選んだ弟と、結果的に自ら手を下せなかった兄
痛くて痛くて、身動きできなくなります。。。
残された家族の悲痛な叫びが突き刺さります。
淡々と描かれているので、それは、ドラマチックな大作よりも
重く響いてきました。

それでも、うたた寝指数が10分という^^;
あぁ、戦争シーンって苦手というか・・・まぶたが落ちるというか(自爆)
一緒に観にいったわけではないけど、劇場内で会った友人と
お茶して帰りました。・・・だってこのまま帰ると減り込むんだもん
と意見が一致して^^;

参考情報(wikipediaより)
アイルランド独立戦争
アイルランド内戦

※DVDは4月25日発売予定だそうです

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