ぼくを葬る(おくる)☆独り言

にゃんこ

2006年10月09日 19:40

もし、余命3ヶ月って宣告されちゃったら・・・
あれ?そんな映画あったよね・・・やっぱりフランスの映画で
『死ぬまでにしたい10のこと』
今回の主人公は男性・・・
オゾン監督の『ぼくを葬る』を観ました。
DVDも出てるので、ネタバレモードですが(笑)

たぶん、素直な反応なんだろうなぁ・・・
フォトグラファーとして成功したロマン・・・傍から見れば、前途洋洋
しかも、本人とっても美青年!!(ちょっとオーリーに似てるかも?)
まぁ・・・ゲイなんだけどね^^;;;
そこがちょっとオゾン監督らしいというか(笑)

彼が受けた残酷な宣告・・・余命3ヶ月
自暴自棄になり、恋人を切り捨て、家族にも冷たくして
もう一人でもかまわない!
ぼくの存在なんて、誰も気にしちゃいないだろう・・・
いや、気にかけて欲しくない・・・
でも、ひとりで抱えるには重過ぎる事実・・・
そして彼は、祖母にだけ真実を語る。
そして、改めて腹をくくった彼は、ある決心をした。
ぼくにできること・・・ぼくを遺すこと


自分の死を受け入れてからの彼の表情が、おだやかな笑顔が
姉と甥を遠くから見つめて・・・デジカメに納めながら
さよならを告げているのが・・・切ないです。。。
そして、ぼくを遺すこと・・・
不妊症の夫婦の申し出に対して、一度は突っぱね
でも、平穏な気持になれたとき・・・改めて答えてみることを決心し
3人で子供をつくることを申し出る。
この3人での・・・意味!
ロマンの申し出を受け入れる夫婦も凄い・・・
生まれてくる子は・・・ほんっとに愛の結晶なんだなぁ〜
『まぼろし』と同じように静かに、じわっと心に入り込んでくる映画でした。
ロマンが選んだ・・・最後の場所は海
こんな時間の過ごし方・・・できたらいいんだけど
夕暮れの海辺で時間が過ぎていくのを観ながら涙が流れてました。。。




その後で、予告編のトレーラー観たら、また泣けちゃった(笑)
だってねー、ジュスカ・グランペールのバイオリン&ギターに
クレモンティーヌの歌声が・・・染みること。。。

ジュスカのライブ・・・今度行ったときには、また感じ方が
変わってるんだろうなぁ〜・・・
さて、いつ聴けるのかなぁ^^;
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