2011年04月14日

イリュージョニスト☆独り言

『ベルヴィル・ランデブー』は友達から勧められて観て
よかった作品の一つですが、その監督の長編アニメー
ションを予告で観て、それだけでキュンっとしてしまった
作品です。

旅回りのフランス人老奇術師タチシェフは、スコットランドの
ある島を訪れた際、泊まった宿で働くアリスという少女に
赤い靴をプレゼントする。
手品を使って出した靴だったけど、アリスはタチシェフの
ことを魔法使いだと思い込み、彼を追って島をでる。
成り行きで彼女を連れて旅することにしたタチシェフは、
彼女の夢を壊すことなく、魔法のように彼女の望むものを
プレゼントしていくのだった。
でも、実は・・・それは彼が全部彼女の為に買っているもの。
素敵な白いコートに靴・・・そして水色のワンピース・・・
時代の流れで奇術師としての収入は減る一方だったが
彼は、彼女に隠れて他の仕事で収入を得て夢を叶えて
いたのだった。

タチシェフには、スコットランド人のアリスの言葉は片言で
しかわからない。
だから彼女の誤解を解くのは難しい・・・魔法使いなんかじゃ
ないただの奇術師だと説明することができないのだから。
台詞はほとんどないのでチャップリンの映画を観ているよう
なそんな気分にもなってきます。
『街の灯』・・・予告観た時に連想したんですよね。
だから、一方通行な想いだということが切なくてキュンっと
してしまったわけなんですが・・・
この想いが、実はそういうことだったのかとラストに判明
する。
タチシェフは彼女が大人になって旅立つまでをずっと
見守ってあげていたわけです。
彼女が大人になってはじめて”魔法使いじゃない”と告げる。
そして彼はまた旅に出る・・・すべてを整理して・・・
彼はこれからどこに行くんだろうって思うと、一人暮らしして
いる父のこと思い出しちゃいました。
うたた寝指数は0



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Posted by にゃんこ at23:26
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なのに、映画語っちゃうとんでもない猫です。
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