ゾディアック☆独り言

にゃんこ

2007年06月21日 10:44

デビッド・フィンチャー監督の新作ということで
世間的には注目なのかな?
実はあんまり意識しないでいたんだけど^^;
とりあえず、時間的に2時間半ほどの作品
長さに躊躇して、さて、いつにしようかと思いつつ
勢いで火曜日の夕方鑑賞してしまいました。
『ゾディアック』
結論から言うと、うたた寝指数は0
でも映画の結末は・・・謎のままなんですよね(笑)
翻弄された男達・・・

事の始まりは1969年ドライブ中のカップルが襲われ
女性は死亡、男性は瀕死の重傷を負う。
そして、クロニクル紙はじめ各新聞社に届いた手紙
「俺は人を殺すのが好きだ。」という文面ではじまる
ゾディアックと名乗る者からの殺人の告白と暗号文
犯人は、これが最初の殺人ではないことをほのめかす。
暗号に興味を抱いたクロニクル紙の風刺漫画家グレイスミス
そして犯罪担当記者のエイブリーは独自に事件を追いかける。
そしてついにサンフランシスコでもゾディアックが関与した
殺人事件が起きる。
シスコの事件担当刑事トースキーとアームストロングも
事件を追いかけ始める。
そんな男達を翻弄するかのように手紙は届き
追い詰めたと思った男は、証拠不十分で埒があかない。
焦り、もがきながら真相を執念で追い続けたが
何も解決しないまま、時だけが過ぎていく。


現在、まだ未解決だというこの事件
たまたま関わりあって、のめりこみ、それが原因で家庭が壊れ
30年もの時を経て、まだ解明されないことをせせら笑う
ゾディアックの影が見えるような気がします。
順を追っていけば、管轄違いで連動しない捜査状況
与えられた指示だけに従い、見逃してしまった事実
マスコミに騒がれて、一人歩きし始めた犯人像に
便乗していく、愉快犯・・・
確信していたのに、証拠不十分で容疑者リストから
はずれていく男は、果たして本当に無実なのか?
二転三転する事実を淡々と見つめていくだけなのですが
思わずドキュメンタリーで描かれた再現を夢中で観ちゃう
そんな感じの作品でした。
結局最後まで追い続け、本を執筆するグレイスミスが
執念でつかんだ事実・・・
でも、そのとき容疑者は・・・まぁそーいうものなのよね
迷宮入りみたいな事件って。。。

ちょっと時間軸があいまいになるのは、グレイスミス扮する
ジェイク・ギレンホールの容姿が、ほとんど変わらないせいかも(笑)
でも、彼の目の大きさは、この事件に固執した風刺漫画家の
執念に、似合ってる気がします。
冒頭の子供と彼のシーンで、その目の大きさに
実はちょと噴出しそうでした(ぉぃ)

連想しちゃう作品としては韓国映画の「殺人の追憶」
これも面白いです。
あ、でも猫はこっちは初見で寝てるけど(爆)^^;;;

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