ローズ・イン・タイドランド☆独り言

にゃんこ

2006年08月08日 07:08

もう、言い切ってしまおう!絶対これ 浜松での通常公開はないでしょう(爆)
何がって・・・シネコンの思惑と合わない!と思うから(ぼそっ)
名古屋まで『ローズ・イン・タイドランド』観に出かけました。(笑)
この後で観た『ゆれる』に比べても・・・集客率こんなものかなぁ、、、

10歳のジェライザ・ローズ(ジョデル・フェルランド)
ジャンキーな元ロックスターのパパとママのために、クスリの支度をする毎日
クスリを打ちながらチョコバーをむさぼるママと・・・
一緒にユトランドへ旅しようと言いながら、好きなときにひとりでトリップしちゃうパパ
どうしようもない両親の元で育った子供は・・・
なぜかしっかり者であるケースが多かったりして
ある日、ママが急死・・・
ジェライザ・ローズはパパとおばーちゃんの家に向かう。
田舎にきても、パパは懲りずにクスリで『バケーション』に出かけちゃうし
しかたないのでジェライザ・ローズは頭だけのバービーの友達4人と
おうちの周りの探検に・・・
そしてパパは、まだ目を覚まさない・・・お腹を押すとおならしたりするのに
ごはんは・・・いらないみたい・・・
いいわ、ここには秘密がいっぱいあるし、あたしはお友達もできたし・・・


ある意味、とってもわかりやすい『ブラザーズ・グリム』に比べると
どちらかといえば、『バンデットQ』
現実の世界が居辛いから、別の世界に逃げ込んじゃって
だから・・・主人公の妄想だけが、どんどん広がって(笑)
そしてラストは・・・お決まりのような火事場(って ネタバレ?)
そこに行き着くまでも、結構長めなので、これってどう収束するの?
と、悶々としながら観ちゃう可能性も高いし・・・ねぇ
うん、ときどき、うっすら眠気がふわふわーっと来たのも確かだし。

ところが・・・ジョデル・フェルランドが出てくるとね^^;
ものすごく不思議な感覚で・・・眠気が飛ぶのよね、、、

子供なのよ・・・
なのにこの無邪気さの影に潜んだ色気は・・・負ける!(爆)

健気な子供だなぁ〜と単純に思ったプロローグ
トリップしちゃったパパに抱きついて眠るしぐさは可愛らしく
なのに世俗を知り尽くしたようなおとなびた感覚
新しい子供のようなおとなのお友達ディキンスと接してるときは
小悪魔のような表情も見せ・・・
やられてしまう男性諸氏・・・いるんじゃないの?(笑)
ラストの彼女の表情・・・ちょっと心細げな、はじめて現実を見たような
たぶん、この後・・・彼女の生活はやっと恵まれたものになりそうな予感と
安心感がふわっと(やっと、地に足が着いたかも(笑)
映像も、なんとなく不思議な夢の中にいるみたい。
ワンカットで切り取って絵本の挿絵のような感覚です。(中身ブラックだけど^^;)

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