リトル・ミス・サンシャイン☆独り言

にゃんこ

2007年01月03日 18:00

アリゾナ在住のオリーヴはミス・アメリカのコンテストの受賞シーンに
とっても憧れている
そんな彼女に、少女のためのミスコン ミス・サンシャインコンテストの
繰上げ地区代表になったとの連絡が入る。
大喜びのオリーヴなんだけど・・・
オリーヴは美少女というよりは健康優良児だってこと。
そして、彼女の家族も・・・ちょっと変わってるっていうこと。
パパは9ステッププログラムで成功論を出版しようとしているけど
なんか暗礁に乗り上げてるぽいし
ママは、禁煙ができずにいる。
グランパはヘロインの常用者で口うるさい。
お兄ちゃんのドウェーンは空軍士官学校に入るまではと
沈黙の誓いを立て、会話は筆記だし
ママの兄のおじさんはゲイで自殺未遂・・・
でもそんなフーヴァー一家は、家族総出でミスコン会場のカリフォルニアへと
黄色いミニバスを走らせるのだった。


何の予備知識もなしに、地元で公開してなくって
時間配分考えて、2007年の映画初めに選んだだけ・・・だったのですが
こんなに笑ってほろっとくる映画だとは思いませんでした。(笑)
正月初めの映画は『リトル・ミス・サンシャイン』

オリーヴのミスコンへの憧れは、もしかしたら手っ取り早い奨学金獲得
っていうこともあったのかもしれません。
家族そろって食べる夕食が紙パックに入っているチキンだったりして
フーヴァー家の暮らしぶりは、けして上流階級ではありません。
旅行中のドライブインでの1人4ドルまでのランチもそうだし
一家6人、ワーゲンのおんぼろミニバスでカリフォルニアまでっていう
それ自体もそんなに裕福ではない庶民を象徴しています。
コンテストに出場し全国区で残っているライバルの少女たちに比べれば
オリーヴの普通さは ダントツですし。
とってもクセあり家族であることもダントツなんですけど(笑)
その家族が、オリーヴの夢の実現の為には・・・と
さまざまな苦難を団結して乗り切っていくんですよ。
面白すぎる苦難がいっぱい待ち受けています。
もう、無理?っていう危機一髪エピソードもひかえています。
えーーーいいの?(爆)う、うわ!ちょっと待って~^^;;;
なんてスクリーン観ながら、突っ込んでしまうところもあるし
そして、それがラスト・・・ミスコンステージで
もう、天晴れな家族団結を迎えます。
あの振り付け・・・やっぱじーちゃんだけあるわ(爆)

おんぼろミニバスは、押しがけしないとエンジンがかかりません(笑)
何回も登場して、笑いも誘ってくれるシーンなんだけど
それって、笑えるばかりでなく家族の象徴のような気がして
ほんっと心温まる、隠し味もピリっと効いた素敵な映画でした。
正月そうそう、今年もいい感じです(笑)

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