さまよう刃☆独り言
WOWOWで『さまよう刃』観ました。
最近、東野作品は本もそうだけど映画やドラマでも
よくお目にかかってますけど。
今回原作は未読です。
意外にもあっさりと終わってしまった感覚です。
中学生の娘を殺された父は、密告によって知った
犯人の一人を衝動的に殺してしまい、そしてもう一人の
犯人の行方を求めて姿を消す。
被害者の遺族から加害者になった彼の、次の犯罪を
止める為に警察は彼を追い続ける。
彼の行動が正しいものかどうか・・・少年法で守られた
犯人は現行の法律では極刑はありえない。。。
淡々と物語が進み、終わります。
印象に残ったのは、犯人のアパートで娘の写ったビデオ
を見てしまった彼の慟哭。
そしてもう一人の犯人を求めて宿泊していたペンションの
娘と彼との会話。
クライマックスの寺尾さんの叫びと伊東四朗さんの目。
法では裁けないから、自分が裁くと叫ぶ彼には、自分が
裁かれなければいけない立場になったこともわかっている。
刑事として追い詰める立場である男は、彼の心情も理解
した上で彼に銃口を向ける。
ただ、物語としては理解できるものの、なんとなくあっさり
感覚だったのは、父と娘の普段の生活シーンはまったくなく
いきなりばっさり娘が死んだという事実だけで始まってしまう
からかもしれません。
誰にでも起きうる事件としての冒頭の描き方はこれでいい
とも思うのですが、父と娘の日常の想い出をフラッシュバック
させてもよかったかもなんて勝手に思ってしまいました。
映画館で観ていたら^^;寝たかもね。
特にさまよっているときに(爆)
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