さまよう刃☆独り言

にゃんこ

2011年02月19日 23:04

WOWOWで『さまよう刃』観ました。
最近、東野作品は本もそうだけど映画やドラマでも
よくお目にかかってますけど。
今回原作は未読です。
意外にもあっさりと終わってしまった感覚です。

中学生の娘を殺された父は、密告によって知った
犯人の一人を衝動的に殺してしまい、そしてもう一人の
犯人の行方を求めて姿を消す。
被害者の遺族から加害者になった彼の、次の犯罪を
止める為に警察は彼を追い続ける。
彼の行動が正しいものかどうか・・・少年法で守られた
犯人は現行の法律では極刑はありえない。。。

淡々と物語が進み、終わります。
印象に残ったのは、犯人のアパートで娘の写ったビデオ
を見てしまった彼の慟哭。
そしてもう一人の犯人を求めて宿泊していたペンションの
娘と彼との会話。
クライマックスの寺尾さんの叫びと伊東四朗さんの目。
法では裁けないから、自分が裁くと叫ぶ彼には、自分が
裁かれなければいけない立場になったこともわかっている。
刑事として追い詰める立場である男は、彼の心情も理解
した上で彼に銃口を向ける。
ただ、物語としては理解できるものの、なんとなくあっさり
感覚だったのは、父と娘の普段の生活シーンはまったくなく
いきなりばっさり娘が死んだという事実だけで始まってしまう
からかもしれません。
誰にでも起きうる事件としての冒頭の描き方はこれでいい
とも思うのですが、父と娘の日常の想い出をフラッシュバック
させてもよかったかもなんて勝手に思ってしまいました。

映画館で観ていたら^^;寝たかもね。
特にさまよっているときに(爆)

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