神様のカルテ 著者:夏川草介 小学館

にゃんこ

2010年11月11日 23:38

2011年に映画公開だそうです。主演は櫻井翔と宮崎あおい。
内科医の栗原一止に櫻井くんか。
山岳写真家の妻に宮崎あおい・・・いいとこ持ってきた感じ。

夏目漱石の『草枕』を愛読書とし、信州の地方病院の内科医
として、忙殺される日々。
地方の医師不足は深刻で、うちの実家の近所の総合病院も
移転したら産婦人科がなくなったようなこと聞きました。
24時間365日専門ではない救急医療もこなしていかなければ
いけないし、新婚の妻と一緒に過ごす時間もなかなか取る
ことができない。
とはいえ、大学病院にも見放された患者と、精一杯向き合って
いける医者がいてもいいんじゃないか・・・大学病院からの
誘いもあって悩める医師5年生。
そんな一止の周囲には、やっぱりちょっと変わっているけど
温かい心を持った人々がいる。

文体が読みやすいのでサクサク読めます。
医療ものはテレビドラマにしても小説にしてもついつい観たく
なってしまうもので、この小説はたまたま映画の試写会に
出かけた時にチラシでタイトルを知って図書館の予約待ち
したのが今年の3月くらいだったかな?
そして借りれたのが、今なのよね(爆)
余命幾許もない女性の患者に向かい合うエピソード
実は、地下鉄の中で読んでいて目頭が熱くなりました。
うわーーーやばい^^;;どうにか堪えたけど、でもこの
感覚はキライじゃない。
ほんとは気持ちよく泪流した方が精神衛生上はいいの
よね(笑)
映画公開ちょっと楽しみだなぁ~

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