川の底からこんにちは☆独り言

にゃんこ

2010年06月23日 09:39

シネマテークで映画を観たのはかなり久しぶり。
ギリギリに飛び込んだら、一番前の座イス席です。
こんな映画館めったにお目にかからないよね。
ほんっと不思議なところですが(笑)
鑑賞したのは満島ひかり主演の『川の底からこんにちは』
東京でさえないOL生活を送っていた佐和子。
なんとなくつきあってるのは会社のバツイチ子持ちの男の
健一。
あんた可愛いのに、なんであんなのと?っという同僚に
どうせ私なんて中の下ですから・・・何かあるとそんな
言葉が出る毎日。
醒めたセリフと、すべての対応に妥協感。
んーーーーーーなんだ?このヒロイン、いただけない、、、
っという前半。
父親の病気で帰りづらかった実家に戻り、傾きかけた
しじみ工場を継ぐことになった佐和子。
勝手に5年前に家を捨て、そして出戻ってきた佐和子に
工場のおばちゃんたちの目は冷たい。
思い切りどん底なんですけど、開き直ってからの佐和子
が凄い(笑)
彼女以外にも、開き直って生活しているおばちゃんたち
もね。
そして幼いながらに開き直ってる健一の子供。
あぁ、こんな女性たちのパワーで世間は成り立ってるんだ
よね。

川の底にいる地味なしじみです。でもね、実は凄いんです。
そしてそんなしじみを育ててくれるこの川は、実はとっても
あったかくって居心地がいいんです。
当り前にいたときには気づかなかったけど、旅に出て戻って
きてから気づきました。
あるべきところで、人生がんばるっきゃないんです。
回り道してやっとわかったしじみの佐和子の物語(笑)
うたた寝指数は0

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