川の底からこんにちは☆独り言
シネマテークで映画を観たのはかなり久しぶり。
ギリギリに飛び込んだら、一番前の座イス席です。
こんな映画館めったにお目にかからないよね。
ほんっと不思議なところですが(笑)
鑑賞したのは満島ひかり主演の『川の底からこんにちは』
東京でさえないOL生活を送っていた佐和子。
なんとなくつきあってるのは会社のバツイチ子持ちの男の
健一。
あんた可愛いのに、なんであんなのと?っという同僚に
どうせ私なんて中の下ですから・・・何かあるとそんな
言葉が出る毎日。
醒めたセリフと、すべての対応に妥協感。
んーーーーーーなんだ?このヒロイン、いただけない、、、
っという前半。
父親の病気で帰りづらかった実家に戻り、傾きかけた
しじみ工場を継ぐことになった佐和子。
勝手に5年前に家を捨て、そして出戻ってきた佐和子に
工場のおばちゃんたちの目は冷たい。
思い切りどん底なんですけど、開き直ってからの佐和子
が凄い(笑)
彼女以外にも、開き直って生活しているおばちゃんたち
もね。
そして幼いながらに開き直ってる健一の子供。
あぁ、こんな女性たちのパワーで世間は成り立ってるんだ
よね。
川の底にいる地味なしじみです。でもね、実は凄いんです。
そしてそんなしじみを育ててくれるこの川は、実はとっても
あったかくって居心地がいいんです。
当り前にいたときには気づかなかったけど、旅に出て戻って
きてから気づきました。
あるべきところで、人生がんばるっきゃないんです。
回り道してやっとわかったしじみの佐和子の物語(笑)
うたた寝指数は0
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