黒猫のうたた寝

レイトショー鑑賞の『イカとクジラ』
この邦題なに？？って思ったんだけど原題が
そーなのよね＾＾；まんまでした（笑）

かつて著名な作家、今スランプのパパ
（現在大学の講師・・・スランプだとは、本人は
認めようとしない）
新進作家として名前が売れ始めたママ
（浮気進行形・・・相手は夫とは正反対タイプ）
わたしたち、離婚します！っていきなり切り出された
息子2人は、週の何日はは父の家、残りは母の家
ピンポンのような生活が始まろうとしている。
思わず口から飛び出た言葉は・・・
「猫はどーするの？」

子供にとって親って絶対的な存在だよね
長男のウォルトにとってパパは憧れ的な存在
でも、離婚が成立して、パパとママは
それまで思っていたパパとママという存在から
少しづつズレていく・・・
完璧だと思ったパパは、女学生に心をうばわれ
ママは自分の恋愛を赤裸々に語る＾＾；；；
「猫はどーするの？」
そー言う言葉が子供から出たときに
「あら、どうしましょう？」と素直に反応しちゃう両親
すでに、もう意識がずれているんだけどね、、、
幻想が崩れ、ピンクフロイドの「HEY　YOU」を
自作だと発表会で弾き語りしちゃったりして
彼なりの自己主張・・・
気づいた他人と、気づかない親
次男のフランクはもっとわかりやすい壊れ方
ビールを呑んだり、射精した精液をロッカーに
なすりつけたり＾＾；
カシューナッツを鼻の中に入れちゃったり
結構直接的な心配のかけ方
甘えさせて欲しくって、訪ねてきたのに
無神経に拒絶する親の姿

親になるって、難しい・・・
子供ができて、はじめて親というものになって
子供が成長していく中で、親として学んでいくけど
元は、子供だもんね（笑）
そういうことが、ちょっと身にしみるお話