黒猫のうたた寝

タイトル『君を忘れない』だと思ってたら、”君”じゃなくって
”あなた”でしたね＾＾；
君とあなたじゃ･･･かなりニュアンスが違うものなのねーと
観終わってから思ったりして･･･ね（笑）

６年前に駅のホームから線路に落ちた酔っ払いを助けようとして
事故にあい亡くなった韓国人留学生の話を元に制作されたフィクションです。
へそ曲がりな映画友達が、鑑賞後褒めていたのに背中押されて
なんとなぁく観てきました『あなたを忘れない』

韓国では当たり前の兵役を終え、釜山の家族のもとに戻ってきたスヒョンは
再び、学生としての生活に戻る。
まだまだやりたいことは見つからないけれど、大学で日本のことを学ぶうちに
興味を抱き留学を決意する。
日本に留学し、日本語を勉強しバイト生活をするスヒョンは
ストリートミュージシャンのユリの歌と出会う。
たぶん惹かれたのは、彼女の歌の中の想い・・・
家族と気持ちがすれ違い、傷つくのを恐れ人と付き合うのを
拒絶していた彼女の、歌だから表現できている想いを感じたからだったかも
彼女がスヒョンを素直に受け入れたのも、彼が日本人がどこかに
忘れてしまったようなまっすぐな気持ちが響いたからかも
年上は、敬うこと、困ってる人には手をさしのべること、
家族を大切にし、両親を素直に尊敬できる人として見ることができる
特別なことじゃないのだけれど、特別のようになってしまっていること

スヒョンの性格のよさ、でもほんとに普通の･･･
あたりまえの青年であることをさらっと描いているから、
そんな青年だったからこそあの事故が起きてしまったことも
わかったような気がしました。
まぁ脚色はいっぱいされてましたけどね（笑）
フィクションになっちゃってるから
でもスヒョンを演じたイ・テソンの好感度の高さに
ま、いいかな気分の猫なのでした。