黒猫のうたた寝

WOWOWシネマで録画しての観賞です。
公開時に、ロビン・フッド今更またやるのって思って
いたのと、ラッセル・クロウに食指が動かず劇場スルー
しちゃっていました（笑）
でも、観てみると意外と面白かったのはシャーウッドの
森の無法者と呼ばれるようになった由縁を語る物語だった
からでしょう。
そしてレディ・マリアンが登場してるから（笑）
もともとロビン・フッド自体が吟遊詩人に伝承によって
まとめられた物語とのことで（wikipedia情報）なので
実は、アレンジし放題な素材（ちょっと言い過ぎ？）

今回のロビンはロビン・ロングストライドという弓の名手
で、たまたま騎士ロバート・ロックスリーの暗殺現場に
出くわして彼の遺言を伝えに訪れたノッティンガムで
騎士の父ウォルターに領地を守る為にロバートに成り
すまして欲しいと持ちかけられたことから物語が展開して
いきます。
レディ・マリアンはロックスリーの嫁として盲目の
ウォルターを補佐し領地を守っていた存在。
そして義父からのとんでもない依頼は見知らぬロビンを
ロバートとして認め一緒になって領地を守って欲しいと。
後々、復活してくる獅子王リチャードは今回は登場せず
王弟のジョンの出来の悪さとロビンを無法者として手配
するに至った理由が描かれているという次第。

策士ゴッドフリーが英仏戦争の為に暗躍する悪役ぶり
見た目もハゲでワル顔のマーク・ストロングが嫌味
たっぷりに演じてます。
王弟ジョンのダメっぷりと、ロビンに抱いたコンプレッ
クスゆえの無法者手配もなるほどなぁと。
ある意味かわいそうな弟君ではあるのですが（笑）
兄は出来すぎだし、民のリーダーも出来すぎのロビン
出来ない君の悲哀がちょっぴり感じられました。
マリアンのケイト・ブランシェットはいいですね～
品があって、凛々しくて気丈な大人のマリアンでした。
このキャラクターをオードリー･ヘップバーンが演じて
いたわけなんですよね（笑）
久しぶりに『ロビンとマリアン』観てみようかな～
ショーン･コネリーにも逢えるし（笑）