黒猫のうたた寝

向井理が今まで演じてたキャラとは印象が違うなぁっと
思いながらの鑑賞でしたが、こっちのほうが素なのかも。
実は、もっと真剣な想いでカンボジアに学校をつくろう
という活動を始めたのかと、観る前に思っていたのですが
そこは、まったく的外れ（笑）
普通の大学生が、"なんとなく"のノリで始めたこの活動
やりたいことが、なんとなくわからなくなっていた。
毎日が、単なる繰り返しになっていたそんなとき、偶然
目にとまったポスター。
そうだ！京都に行こう！！的なノリだったんだなぁ。
お金集めも、イベント開催してその儲けで･･･
そうか、今風なやり方は、街頭募金じゃないんだなぁ。
そんな大学生のノリが、昔の学生にはちょっと違和感が
あったのですが(苦笑)
実際にカンボジアの現実を体験し、その現状に対して
自分たちがやろうとしていることは、果たして報われる
のだろうかと悶々と足掻き始めるあたりから主人公に
感情移入し始めます。
『僕たちは世界を変えることができない』
簡単なことだと思っていたけど、そうではないことを自覚
して、でもそこで諦めたら何も始まらない！
THE BLUE HEARTSの『青空』の歌詞が結構はまるなぁ･･･
そういえば『カラフル』でもエンディングで使ってたんです
よねぇ。
ちっぽけな僕たちだけど、世界を変えることはできないけど
今、目の前にいる笑顔をくれる君たちのために僕たちの
できることをし続けるよ･･･
うたた寝指数は0
かっこいい向井くんもいいけど、こんな向井くんのほうが
意外で好きかも(笑)