黒猫のうたた寝

観に行こうと思ったのは、たまたま朝のワイドショーで
取り上げられていたのに心魅かれたせい。
ただし、途中でTVは消してしまいました（笑）
だって、情報はなるべく少なめで臨みたいと思ったから。
いつか迎える死･･･ここまで腹をくくることはできるのか
自分自身のこととして捉えると、どうなんでしょうと
思うのですが、期限が決まってしまえば･･･腹をくくる
しかないんだろうなとも思います。
自分の父や家族をビデオで撮り続け、砂田監督は砂田知昭
という普通の一人の男性の静かな生きざまを見せてくれま
した。
それは、ごく当たり前のおとうさんで、妻となってくれた
女性を愛し、最後まで家族が幸せに暮らし続けてくれる
ことを望みながら、最後まで家族のためにきちんと段取り
をつけるという･･･家族から見れば、いかにも彼らしい行動
だったわけで。
泣いたり笑ったり怒ったり･･･死に至るまではまだまだ
いろいろな日々が過ぎて行きます。
観る人には、きっと自分の家族がだぶることでしょうね。
自分だったら、こんなに冷静に向き合えるかなぁ･･･
観ながら、家族のこと自分のことを顧みたりしてました。

ドキュメンタリー系はよく寝る猫なんですが、この作品に
関しては、うたた寝指数は0です。
自分の時には、ここまで段取りできるかなぁ？
死ぬまでにしたいことは、列記できるとは思いますが（笑）