2011年06月07日

八日目の蝉☆独り言

うう、、、どうしよう2時間越えのこの作品^^;
っと思ったのは正直なところ。
腰が引けている間に公開から時間が経ち、上映時間も
そろそろ減ってきてしまうのと木曜レディースデイに
背中押されての鑑賞です。
『おひさま』の井上真央も、なかなかいいしなぁ~っと
そんな連ドラ効果もありました。
気づかなかったけど、NHKではドラマの再放送もして
いたりしたんですね・・・
そんなこんなで、結構な入り具合。
レディースデイということもあって9割方は女性でした。

母だと信じた人は、誘拐犯でした。
衝撃的な言葉・・・予告で観た印象は、暗く陰湿なもの
でしたが・・・

不倫相手に中絶を迫られた女性は、相手の妻がそのとき
妊娠していて自分が叶えられなかった母になったことを知る。
ようやく男の不実に気がついたときには、子宮を失った彼女
には何も残っていなかった。
カラッポの彼女は、生まれたばかりの他人の赤ん坊に心を
癒されて、衝動的に赤ん坊を連れだしてしまった。
そして4年後、連れだされた子供は本当の親元に戻ってきた。
両親を名乗る大人に、子供は馴染めなかった。
ただ、それまで育ててくれた彼女の話はご法度なのは、幼い
ながらもなんとなく理解して・・・
子供は、自分の心を押し殺しカラッポな自分を感じながら
よい子を演じ続けた。
そして子供は大人の女性になり、不倫をして妊娠した。
本音はどうしたらいいか、わからない・・・
封印した幼い頃の記憶をたどる旅をすることで、彼女は解放
されることになる。

井上真央は勿論、永作博美がどんどん強くなっていく。
というか、すっぴんの目が怖かった^^;(爆)
いつか終わってしまう疑似親子関係・・・
でも、確かにあの人は、薫の母親でした。
そう言い切れます。
初めて撮った写真館での親子の情景。
写真の笑顔には、こんな背景があったことに胸が熱く
なります。
別れの時の、彼女が薫を保護した警察官にお願いと叫ぶ
言葉は、確かに母親の言葉でした。
そして、小池栄子・・・いつもと違うぞ(笑)
猫背で足を少し引きずりながら歩く姿・・・何者?って
そんな化けぶり。
究極・・・エンゼルさんの余貴美子の強烈さは別の意味
で目が点になります。
この作品に登場する女性たちは、みんなトラウマを抱え
思うようにいかない関係に悩んでいます。
ただ、愛していて、愛してほしくて思うようにならなくて
感情をぶつけるだけでは何も解決しないことは十分
わかっているはずだけど・・・
森口瑤子が演じる子供を奪われ、戻ってきた娘とうまく
馴染めない母が・・・一番貧乏くじを引いてしまったのでは
とも思えます。
やっぱり「女性たちよ、よき人生を!」とエールを送りたい
母性だけで男と付き合っちゃいけません(爆)
ほんっと・・・影薄い男たちでしたっけねぇ^^;;;
うたた寝指数は0


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Posted by にゃんこ at22:57
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