黒猫のうたた寝

名演小劇場で『彼女が消えた浜辺』観に行ってきました。
この劇場、結構駅から遠いのよね。
到着するまでに歩き疲れるケースが＾＾；；；って体力
落ちまくってるなぁ、、、

浜辺の別荘に遊びに来た3組の夫婦と3人の子ども、そして
カップルではない男と女。
バカンスを企画したセピデーは、ドイツで離婚したアマードと
彼女の子どもが通う保育園の先生のエリを引き合わせること
も今回の目的の一つとしていた。
楽しい一晩が過ぎ、エリはいきなり家に帰ると言い出すが
セピデーに強引に止められ、しかたなく留まることに。
ところが浜辺で遊んでいた子どもの一人が溺れる事件が
起きる。
父親たちの必死の救出の後、子どもは助かったが彼らを
見守っていたはずのエリの姿がないことに気づく。
子どもを助けるために溺れてしまったのか？それとも？？
行方不明になったエリを巡り、明らかになっていく事実。
それまで見えなかった人間の表と裏が見えてくる。

公式サイトで概要知っていての観賞です。実は劇場到着
してかなりお疲れモードだったらしく、あれっと思ったら
タイムワープ(爆)
既に別荘の夜でした＾＾；；；そしておやすみなさいでまた
微妙に意識は飛んで、ヴィトンのバッグに荷物を詰め込む
エリのシーンあたりからの復活ですよってここで40分近く
寝てるんじゃないのかな？
ある意味ここら辺から面白くなってくるので、まぁいいか
と思いながら、人間模様に引き込まれます。
子どもを見ていたエリがいなくなったとしたら一番の
可能性は子どもを助けにいって溺れたのでは・・・という
ことなんですが、捜索を依頼するに当たり、彼女のこと
を実はよく知らないことが判明するため、ややこしいこと
になるわけです。
誘った当人のセピデーですら、本名を知らない、、、
それはちょっとあり得ないんじゃないの？っと思いますが
実はみんなに隠していたことは、それだけじゃなかったので
少しずつ事実が判明するたびに緊張感が高まります。
だからこその、もうここにいたくない感を募らせるのも、よく
わかります。
楽しい出来事が、こんなにあっけなく辛い思い出に変わる
なんて誰も思ってもみなかったこと。
そして事件性があることであれば、自分は関係ないはずと
正当化することに想いを巡らせるエゴイズム。
海岸で凧あげをするエリの楽しそうな顔・・・あのとき彼女は
何かをふっ切ったのでしょうか？
一番鮮やかな印象として最後に残ります。
うたた寝指数は前半の40分
後半は緊張感漂い、寝る暇はなかったんですけど(爆)