黒猫のうたた寝

yahooのオンライン試写会で鑑賞。
東京国際映画祭の特別招待作品でもあるらしいです。
『クレイジーズ』はリメイク作品。
オリジナルはロメロの1973年『ザ・クレイジーズ/細菌
兵器の恐怖』だそうです。
ある小さな町での、小さな異変・・・アル中の男性が
野球の試合に銃を持って乱入・・・保安官にやむなく
射殺された男性からは、アルコールが検出されなかった。
そして診療所に夫の様子がおかしいと連れてきた妻と子は
その夫の放火で焼死する。
ついには小さな町は軍の手で閉鎖される。
防護服を着て対処する軍の人間。水源である川に墜落した
軍用機から、保安官は水源地が汚染され、その水を呑んだ
人々が何かに感染し凶暴化していることに気づく。

小さな町の中での出来事、身近な顔見知りの人々に
襲われる恐怖は、『パラサイト』連想しました。
でも、これはラスボスがいるわけじゃなく、感染から逃れて
も、同じ人間が汚染区域にリセットをかけるわけです。
でも、汚染区域からうまく逃れた人間がいれば、汚染区域
が拡散ということでリセットの半径は波紋のように広がり
終わることがないことになります。
平和に暮らしている国民のあずかり知らぬところで・・・
運命が決められるのは、怖いものがあります。
そして、それを決めているのは、決して神様ではなく
同じ人間なんですよね、、、
派手な感覚の作品ではないのですが、静かにぞっと
するものを感じました。
それにしてもティモシー・オリファント、どうも『ヒットマン』
のスキンヘッドの印象が強烈で、それ以外のヘアスタイル
だと、なぜか彼だと気づけないのです(爆)
うたた寝指数は0