黒猫のうたた寝

天界と下界の狭間・・・そこでぼくはプラプラに選ばれて
もう一度生き返るチャンスを与えられた。
ただし・・・元の自分の体で生き返るのではなく、まったく
他人の体で。
そしてぼくは、小林真という15歳の少年として生き返った。
彼のことは、まだ何も知らない・・・

『カラフル』観てきました。監督は原恵一。
原作知らないで観てますから、もっと違うもの想像していて
いい意味で裏切られた感じです。
真の体にホームスティしたぼくは、やがて大切なものが
何かを知り、そして真の体はもう一度死を迎え・・・
生まれ変わったぼくは、小林真の家族や友人とどこかで
すれ違う・・・家族や友人は彼が見えないけど何かを
感じる・・・そんな感じだと(笑)
ある意味合っていて、違ってる(笑)
真は、いじめられっ子で、家族の間はギクシャクしていた。
こんなバラバラな家族は他人事ながら、なんだかなぁ
っと嫌悪感を抱くぼく。
たった一人でがんばっていた真、好きな絵を描くことで
世界と折り合いをつけていた。
でも自らを消滅させたいと思ってしまって行動してしまった。
そんな少年のほんとの気持ちがわかったとき・・・ぼくは
ぼくが何者だったのかを理解する。
そこに至るまでの描き方は前半淡々としていているし
どうもぼくという魂と真のキャラが受け入れづらい、、、
真じゃないぼくが、頑なに母親を拒絶するのに居心地の
悪さを感じてしまう。
でも後から考えてみれば・・・それがあったからこそ段々
変化していく真（ぼく）に対してエールを送りたくなって
くる。
このひとは、こういう人って見た目だけではわからない。
白か黒か赤か青か・・・塗り分けてみたけど・・・ちゃんと
向き合ってみると実は単色な人はいないんだって(笑)
それでいいんだよって思えるようになって・・・はじめて
ぼくは僕であることがわかる。

早乙女くんと歩く玉電の跡巡りは、実際に歩いてみたく
なってきます。
そういえば、高校の志望決めたのってどんな感じだった
かなぁ・・・
あの頃は遙か遠くに行ってしまってますが＾＾；
あ、、、決め手は通学が一番楽な学校・・・でした(爆)
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