黒猫のうたた寝

友人から「これは猫さんは楽しめると思うよ」の
一言で観に行った香港映画です。

連続猟奇殺人事件を捜査中の香港警察特捜班主席
警部レン・クォンは、通報を受けて向かったビルで
同僚を失い、同時に犯人に襲われそのときの記憶を
失ってしまう。
同僚の為に、失われた記憶を取り戻そうと捜査を進める
うちに、みつかってくる証拠は、すべて彼が真犯人で
あることを示していた。
何かが・・・おかしい。
しかも彼は薬物の為に失われた記憶はもどらないだろう
っと医師から伝えられた。
どんどん自分が不利になる・・・
追い詰められたレンに、周囲の目は・・・

冒頭のビルから地上にたたきつけられた同僚・・・血だらけ
でもう瀕死の状況なのに立ち上がる・・・
グリーンのフィルターをかけた画面が不安感募らせます。
フラッシュバックが入って、鑑賞者の目を混乱させます。
「シャッター・アイランド」観ているときのような、違和感ある
映像で、ほんとうにレンが犯人だって思えてます。
そうそう、所謂狂人の妄想ベースなんだって（笑）
ところが、そこで終わらない・・・
レンは果たして愛する美しい妻と幼い子供を守ることが
できるのだろうか？

以下ネタバレ（反転）
不安感募らせながら、そうきたか！っと中盤のネタバレ
真犯人は、自分は手を汚さないっという意外な人物
最初は「チャッキー」かなぁ～～って思ってたら「エスター」
だったのに、びっくりする。
そしてクライマックス・・・愛する者を奪われて、ついにネジ
が飛んじゃった主人公の目が凄い～～～～
（っと、ここら辺から、猫は肩ふるわせ始めるのだ＾＾；；；）
電気ドリルを手に敵と対峙する姿は「エクスクロス～魔境
伝説～」のレイカ様に通じるものがある。
もう、おかしくておかしくて・・・笑ってました（爆）

レンの子ども役の少年は、香港の天才少年らしいです。
今でいう加藤清史郎くんみたいな感じでしょうか。
いっやぁ、でも清史郎くんにこの役は無理があるだろうな。
うたた寝指数は0
このままじゃ済まさない！っと岩窟王のような主人公に
んーーー続編あるのかな？
なんて思ったりもしました。